論理的でわかりやすい研究報告書・実験報告書の書き方
全ての研究者・技術者・理系学生のために
結果と考察の構造,重要な4要素,結果と考察の論理展開について
結果と考察の書き方について
報告書の表題,緒言(背景と目的),結論、実験などについて
文の推敲に係り受け解析を使う方法について
技術者の技術文は、論理的でわかりやすくなければならない
本書は,科学技術に関する研究報告書を論理的にわかりやすく書くためのガイドブックです.科学技術者は企業でも研究機関でも,様々な目的を持って多様な研究開発を行っています.その成果は新製品や製品改良に結実すると同時に,研究報告書や論文にまとめられます.理工系大学や高専の学生も,科学研究や学生実験の結果を研究報告書や実験レポートにまとめます.研究報告書は研究成果そのものを結晶化した文章で,膨大な知のアーカイブ(保存資料館)を形成し,知恵の泉となります.それは次に続く研究の発想と知識を提供します.
研究報告書を短時間でうまく書ければ,多くの人に成果が認められ,科学技術者や学生としてのあなたの評価は一段と高まるでしょう.
ところが,研究報告書を書くことは実はたいへん難しいです.当然と言えば当然です.頭脳を絞り努力して得られた貴重な成果を,数ページまたはたった1ページに過不足なく盛り込まねばならないからです.さらに,科学技術が求める「データの意味・解釈をエビデンス(先行研究,証拠や根拠)に基づいて,論理的・科学的に考察する」ことも,「それをわかりやすい文章で書くこと」も実践してみるとたいへん難しいからです.その中でも「結果と考察」は,報告書を書き慣れない人には,取りつきにくく書きにくいものです.
本書は上に述べた困難を克服する手段を与えてくれます.本書で示す研究報告書の書き方を理解し練習すれば,論理的でわかりやすい報告書を,アピール力ある文章で書くことができるでしょう.
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