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長い文をわかりやすく書く方法(テクニカルライティング) ―わかりやすい複文の書き方―

目次

1.はじめに

科学技術文(理系文)は簡潔でわかりやすく,かつ論理的に書くことが求められています.誰でもそのように書きたいと願っていますが,実際に書き出してみるとなかなかそのようには書けません.

主語と述語の組がいくつもある文(複文といいます 次項参照)を書くことも多いです.一般的にそのような文は長くてわかりにくいことが多く,上司や指導教員から赤ペンで修正が入ったり,「何を言いたいのかわからない.書き直し!」と修正を求められます.

とは言っても,事象を詳細に述べねばなりませんし,順序立てて,論理立てて述べることも要求されます.そのようなとき,複文にしないとうまく説明できないことも多いです.

そこで,本稿は複文をわかりやすく書く方法を述べます.

その方法を身につけると,ものごとを順序立てて論理的に記述することができ,上司や指導教員から「わかりやすくて論理的だ」と認められるでしょう.

なお,本稿に関連するものとして「論理的で締まりのある短文を書く方法について その1」と「その2」がありますので,そちらも参照してください.
「論理的で締まりのある短文を書く方法 その1」
「論理的で締まりのある短文を書く方法 その2」

2.単文と複文

文には単文と複文があります.

単文
単文とは主語と述語の1組の文です.なお,日本語文では主語は省かれたり,主語のない場合もあります.文例1の主語は「原子は」と「世界の平均気温は」で,述語は「なる」と「上昇している」です.

文例1
原子は原子核と電子からなる.
世界の平均気温は上昇している.

複文
複文とは主語と述語の組が複数ある文です.なお,日本語文法では複数ある主語・述語の関係が対等のものを重文,対等でないものを複文と区別していますが,本稿ではこれらをすべて複文として取り扱います.理系文を書くのに重文と複文を区別する必要性がないからです.

文例2
産業革命以降大量の二酸化炭素が大気中に放出されその結果世界の気温が上昇した
地球温暖化とは大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスが地表からの熱線を吸収することによる 世界の気温の上昇である

 
文例の破線の下線部を従属節といい,実線の下線部を主節といいます.第1文のように,文が複数の節に分かれている場合,意味的には後ろの節が重要で,前の節は意味に関連するものです.なので,後ろの節を主節,前の節を従属節といいます.

このような構成の文では意味的に重要な節は後ろですから,後節を主節,前節を従属節と言ってほぼ間違いはありません.

また,第2文のように,文内に従属節が含まれる複文もあります.この文で意味的に重要なのは「地球温暖化とは,~世界の気温の上昇である」(実線部)だから,これが主節で,「~」(破線部)が従属節です.「~」の最後付近にある「こと」はその前の主語と述語のある文を名詞化する働きがあります.このような従属節を本稿では補文句と言い,それを示す「こと」を補文標識と言いましょう.

補文句と補文標識は哲学者・言語学者チョムスキーの用語です(マーク・C・ベーカー著,郡司隆男訳,「言語のレシピ」,岩波現代文庫,2010年,p. 87).本稿はその用語を借りました.科学技術文でよく用いられる補文標識を表にまとめました.

科学技術文では,補文句を使う例が多いです.補文句を使うとものごとを筋道立ててわかりやすく記述できるからです.

例を示しましょう.表の文例を文例3に変えてみましょう.

文例3
水溶液における水素イオンの放出が,酸の特徴である.
銅の硝酸による溶解が教科書に記載されている.
銅の硝酸による溶解に対して,酢酸は銅を溶かさない.

意味は何とかわかりますが,文が堅苦しくてぎこちなく,読みにくくてわかりにくいです.素直な日本語文ではありません.それに対して表の文例は筋道たっており,滑らかに読めてわかりやすい文です.なので補文句が科学技術文で多く用いられるのです.

3.科学技術文中の複文

科学技術文では,文例2のような複文を多く使います.実際の科学技術文では,従属節や補文句を3つも持つ複文を見かけます.このような長い複文は理解しにくいです.

なぜこのような長い複文を書くのでしょうか?それは,1つの文に言いたいことをすべて盛りこみたいと考えるからでしょう.ある事象の経過を順々にキチンと書いていきたい,ある事象の因果関係をすべて書きこみたい,論理展開を詳細に書きたい,などです.

さらに,私たちは文を延々とつなぐことが好きなようです.会話は話がつながって進みます.途中で途切れると気まずいですね.それを文章作成にも持ち込むと,延々と言葉がつながった文を書いてしまいます.どうやら,私たちは「短文を書くぞ」と意識して取り組まないと長文を書いてしまうようです.それではわかりやすくて論理的な科学技術文(理系文)とは遠いものです.

4.わかりにくい複文例

わかりにくい複文の典型例を示しましょう.この文例にはわかりにくい複文のわかりにくさが詰まっています.

文例4
産業革命以降化石燃料を用いた産業活動の活発化により燃焼の結果発生した二酸化炭素が大気中に大量に排出されクルマの運転や暖房などわれわれの日常生活からも排出され,熱線を吸収し再放出するという温室効果を持つその温室効果ガスが大気中に大量に蓄積されたことにより,世界の気温がここ100年で約1℃上昇した.

わかりにくいです.この文の言いたいことは,①産業革命以降二酸化炭素が大気中に大量に放出された,②二酸化炭素は温室効果ガスなので,それが大気中に蓄積されることにより世界の気温がここ100年で約100℃上昇した,でしょう.地球温暖化の経過と現状を述べているようです.

でも,一度読んだだけではスンナリと理解できません.

この複文がわかりにくい理由は5つあります.以下に示します.それらはわかりにくい複文のわかりにくさの主な要因でもあります.

1)1つの文に複数の意味が盛りこまれている

1つの文に2つの意味が書かれていると,読み手は混乱します.この文例では上述のように2つの意味が盛りこまれていますので,文意がわかりにくいのです.

2)従属節が3つと主節が1つあり,複雑な構造である

従属節が多い複文はわかりにくいです.筆者が目を通した科学誌や学会の機関誌には,複雑な複文があります.その中でも最も節の多い複文は,従属節3つと主節1つを持つものです.このような複文は理解しにくく,その箇所を一度読んだだけでは意味がつかめないです.

この文例の従属節は「産業革命以降・・・大量に蓄積されたことにより」で,この中に3つの従属節があります.

第1従属節は「産業革命以降・・・大気中に大量に排出され」,第2従属節は「クルマの運転・・・排出され」で,第3従属節は「熱線を吸収し・・・蓄積されたことにより」です.第1従属節と第2従属節の切れ目に読点がないので,この区別がつきにくいです(読点については後述).主節は「世界の気温がここ100年で約1℃上昇した」です.
 
このように3つも長い従属節があるとわかりにくい文になります.

3)従属属節・補文句が長い

従属節・補文句が長いと理解できにくくなります.それは私たちのワーキングメモリにある短期記憶の容量を超えるからです.ワーキングメモリは大量の情報を処理できません.
短期記憶を活用するテクニカルライティング
この文例では第1従属節が長いです.

4)主語が省略されたり変化している

主語が省略されたり変化すると文意が読み取りにくくなります.第1従属節の主語は「二酸化炭素」ですが,第2従属節ではそれ(二酸化炭素)が省かれています.また,第3従属節の「その温室効果ガス」が「二酸化炭素」であることが読み取りにくいです.

5)読点(,または、)が適切に打たれていない

従属節を持つ複文では読点(,または、)を節の切れ目に打ちます.主語の後ろに打つこともあります.主語が明確になり文意がわかりやすくなるからです.この文例では「産業革命以降」から「排出され」まで読点がなく,第1従属節と第2従属節の区別が付きにくいので,読みにくくて理解しにくいです.

5.わかりやすい複文を書く方法

上のわかりにくい要因を取り除き,さらに工夫するとわかりやすい複文になります.具体的には以下のとおりです.それはわかりやすい複文を書く方法でもあります.

1)文を分けて1文1義とする

1つの文には1つの意味だけを持たせます.1つの文に言いたいことを何でも詰め込むと,複数の意味を盛りこんでしまい,1文1義ではなくなります.文を書くときの鉄則は1文1義と認識するとよいです.

2)従属節を短くし2つまでとする

複文内の従属節が長ければできるだけ短くします.ただし,文意を損なうのなら短くしません.従属節を2つまでとすると,わかりやすい複文になります.上述したように実際の理系文では3つの従属節を持つ複文がありますが,それらはわかりにくいものです.避けるべきです.

3)補文句を短くする

補文句は科学技術文では便利なものですから,多く用いられています.ある学会機関誌の1つの解説論文を調べると,全部で32の文のうち,「~こと」が8個,「~と」が4個ありました.多用されています.しかし,長い補文句はわかりにくいです.文意を損なわないようにできるだけ短くするとよいです.

4)「は」の力を使う

「は」は主語や主題を導く助詞です.

「助詞「が」と「は」は役割が違う」
「主題文は簡潔で印象深い」

「は」の文に対する支配力は強く,複文でも文末まで及びます.つまり,「は」を使うことにより,文末まで主題や主語を明確にでき,文意がわかりやすくなります.この効果は次項の文例5と8で明らかになります.

5)読点を適切に打つ

読点(,または、)は節の切れ目に打ちます.さらに,主語の後ろに打ってもよいです.主語が明確に示されるからです.節の途中に打つと,読み手はそこが節の切れ目と勘違いします.特別な理由がない限りそこには打ちません.

節の切れ目には,動詞・助動詞の連用形や接続助詞があります.連用形は動詞・助動詞の後ろに「ます」や「た」が付いたときの形ですし,接続助詞は「が」,「て」,「ので」,「から」,「たり」などです.
「ブログ36 論理的で締まりのある短文を書く方法 その1」
「ブログ37 論理的で締まりのある短文を書く方法 その2」
それを目印にすると節の切れ目を見つけられます.

6.わかりにくい複文を改訂する

上の方法を文例4に適用して,改訂します.

1)文を分けて1文1義とする

この文の言いたいことを,①産業革命以降二酸化炭素が大気中に大量に放出された,②二酸化炭素は温室効果ガスなので,それが大気中に蓄積されることにより世界の気温がここ100年で約100℃上昇した,とします.それが明確になるように文を2つに分けます.便宜上それを改行して示します.

改訂例1
産業革命以降化石燃料を用いた産業活動の活発化により燃焼の結果発生した二酸化炭素が大気中に大量に排出されクルマの運転や暖房などわれわれの日常生活からも排出された.

熱線を吸収し再放出するという温室効果を持つその温室効果ガスが大気中に大量に蓄積されたことにより,世界の気温がここ100年で約1℃上昇した.

これだけでもある程度改善されましたが,まだまだ理解しにくいです.改訂を続けます.

2)従属節を短くし2つまでとする

改訂例1で原文を2つの文に分けました.それらの文の従属節は,それぞれ1つになりました.

第1文の従属節は長いので,改訂例2のように短くします.読点に関しては項を改めて述べるので,ここでは原文のままとします.第2文については次項(補文句を短くする)で述べます.

改訂例2
産業革命以降化石燃料を用いた産業活動の活発化により二酸化炭素が大気中に大量に排出されクルマの運転や暖房などわれわれの日常生活からも排出された.

原文の「燃焼の結果発生した」は冗長と考えたので,削除しました.「クルマの運転や暖房など」は「日常生活」を説明しているので,削除すると文意を損なうと考えてそのままとしました.

3)補文句を短くする

改訂例1の第2文を以下のように改訂します.

改訂例3
二酸化炭素は熱線を吸収し再放出するという温室効果を持ち,温室効果ガスと言われている.それが大気中に大量に蓄積されたことにより,世界の気温がここ100年で約1℃上昇した.

原文では補文句の主語は「その温室効果ガス」とわかりにくく,それに係る修飾節(温室効果ガスの説明)が長いです.だから補文句がわかりにくいのです.なので,温室効果ガスの説明を述べて1文を終え,文を新たに起こして気温が上昇したことを述べました.無理して1つの文にこれらすべてを押し込む必要はありません.

補文句を使わない改訂例を次に示します.このような書き方もあります.

改訂例4
二酸化炭素は熱線を吸収し再放出するという温室効果を持ち,温室効果ガスと言われている.それが大気中に大量に蓄積されたため,世界の気温がここ100年で約1℃上昇した.

4)「は」の力を使う

改訂例3と4では「二酸化炭素は」と主語を「は」で受けました.そうすると,以下の改訂例のように文を2つに分けなくても,意味の通る文ができます.

改訂例5
二酸化炭素は熱線を吸収し再放出するという温室効果を持ち,大気中に大量に蓄積されたことにより,世界の気温がここ100年で約1℃上昇した.

「二酸化炭素は」は,「熱線を吸収し再放出するという温室効果を持ち」と「大気中に大量に蓄積された」の主語になります.「は」がそこまで支配するからです.そうすると,「二酸化炭素は」から「ことにより」までが1つの従属節としてまとまり,主節の要因(世界の気温が上昇した)を述べます.

改訂例4でも,「二酸化炭素は」は「熱線を吸収し再放出するという温室効果を持ち」と「温室効果ガスと言われている」の主語であることに留意してください.この文例でも「は」は文末まで支配します.

改訂例5では改訂例4の「温室効果ガスと言われている」は削除しました.従属節を2つにするためです.この節を入れると従属節が3つとなり,わかりにくい文になります.改訂例6に示します.改訂例5と比べてみてください.論旨がぼける気がしませんか.

改訂例6
二酸化炭素は熱線を吸収し再放出するという温室効果を持ち,温室効果ガスと言われており,大気中に大量に蓄積されたことにより,世界の気温がここ100年で約1℃上昇した.

5)読点の打ち方を工夫する

読点は節の切れ目や主語の後ろに打つと,わかりやすい複文になります.

改訂例2(以下に再掲)は,原文の読点をそのまま使ったので,節の切れ目に読点がありません.なので文意が取りにくいです.

改訂例2(再掲)
産業革命以降化石燃料を用いた産業活動の活発化により二酸化炭素が大気中に大量に排出されクルマの運転や暖房などわれわれの日常生活からも排出された.

節の切れ目に読点を打つとわかりやすくなります.逆に言えば,節の切れ目に読点を打たないと理解しにくくなります.節の切れ目には,繰り返しますが,動詞・助動詞の連用形や接続助詞がありますから,それが目印です.以下の改訂例の下線は動詞「される」の連用形「され」です.後ろに「ます」や「た」を付けられるのが連用形です.

改訂例7
産業革命以降化石燃料を用いた産業活動の活発化により二酸化炭素が大気中に大量に排出され,クルマの運転や暖房などわれわれの日常生活からも排出された.

この改訂例にはまだ問題点があります.それは「クルマの運転・・・排出された」の主語(二酸化炭素)がわかりにくいことです.それを改訂するには,「クルマ」の前に「それは」(主語)を加えます.

なお,「活発化により」と「二酸化炭素が」の間に読点を打ってもよいです.「より」は「よる」の連用形なので,ここに読点を打つことはOKです.

主語の後ろに読点を打つことも文をわかりやすくする手です.改訂例5の主語「二酸化炭素は」の後ろに読点を打つと改訂例8になります.主語が明確になり,それが文末まで支配することがよりはっきりします.

改訂例8
二酸化炭素は,熱線を吸収し再放出するという温室効果を持ち,大気中に大量に蓄積されたことにより,世界の気温がここ100年で約1℃上昇した.

読点の打ち方は注意すべきです.読点の打ち方を間違えたり,打ち過ぎるとわかりにくくなります.改訂例9は間違えた打ち方です.読点の前にはいずれも連用形や接続助詞がありません.読み手は違和感を抱きます.

改訂例9
二酸化炭素は熱線を吸収し再放出する,という温室効果を持ち大気中に大量に蓄積された,ことにより世界の気温が,ここ100年で約1℃上昇した.

以上の改訂を盛りこむと,文例4は改訂例10と11になります.それぞれ3つと2つの文からなり,わかりやすい複文になりました.文字数は,それぞれ72+42+42文字と72+68文字です.

改訂例10
産業革命以降化石燃料を用いた産業活動の活発化により二酸化炭素が大気中に大量に排出され,クルマの運転や暖房などわれわれの日常生活からも排出された.二酸化炭素は熱線を吸収し再放出するという温室効果を持ち,温室効果ガスと言われている.それが大気中に大量に蓄積されたため,世界の気温がここ100年で約1℃上昇した.
改訂例11
産業革命以降化石燃料を用いた産業活動の活発化により二酸化炭素が大気中に大量に排出され,クルマの運転や暖房などわれわれの日常生活からも排出された.二酸化炭素は,熱線を吸収し再放出するという温室効果を持ち,大気中に大量に蓄積されたことにより,世界の気温がここ100年で約1℃上昇した.

7.すべて単文にするとどうなるか

文例4の文をすべて単文に変えてみましょう.

文例4の単文化
産業革命以降,化石燃料を用いた産業活動が活発化した.燃焼の結果,発生した二酸化炭素が大気中に大量に排出された.また,それはクルマの運転や暖房などわれわれの日常生活からも排出された.二酸化炭素は熱線を吸収し再放出するという温室効果を持つ.だから,温室効果ガスと呼ばれている.二酸化炭素が大気中に大量に蓄積された.そのため,世界の気温がここ100年で約1℃上昇した.

適切な接続詞を使うと,一応意味のわかる文の集合になります.しかし,繰り返し現れる主語が煩わしく感じられますし,文がブツブツと途切れてリズムよく読めません.論理展開が素直に入ってきません.私たちは,時系列的に起こることや関連のあることが1つの文にあると,リズムよくスムーズに読め,論理を追って理解できるようです.だから,従属節を持った複文をうまく使いこなす必要があるのです.

8.まとめ

科学技術文(理系文)には,主語と述語の組がいくつもある文(複文)が多く使われます.複文は,事象を詳細に述べたり,順序立てて論理的に述べるときに,よく使われます.しかし,複文は長くてわかりにくいことが多く,上司や指導教員から修正を求められることも多いです

本稿は複文をわかりやすく書く方法を述べます.

文には単文と複文があります.単文とは主語と述語の1組の文で,複文とは主語と述語の組が複数ある文です.複文には従属節と主節があります.科学技術文は補文句もよく使われます.

わかりにくい複文には,以下のわかりにくさがあります.

①1つの文に複数の意味が盛りこまれている
②従属節が3つと主節が1つあり,複雑な構造である
③従属属節・補文句が長い
④主語が省略されたり変化している
⑤読点(,または、)が適切に打たれていない


わかりやすい複文を書く方法は以下のとおりです.

①文を分けて1文1義とする
②従属節を短くし2つまでとする
③補文句を短くする
④「は」の力を使う
⑤読点を適切に打つ


わかりにくい複文の文例を示し,その改訂法を述べました.

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